3月に子供が産まれてからキャノンの高級コンパクトデジタルカメラG7Xを買いました(以下コンパクトデジタルカメラ=コンデジ)。
元々持っていたSONYのミラーレス一眼カメラNEX-5NとコンデジのG7Xを比べると、コンデジは子供や家族の写真を撮るのにピッタリのカメラだなぁ…!と感じています。
「かわいい子供の写真を完璧に撮るために、一眼レフカメラを買おう」
という話はよく聞きます。
実際に私はコンデジだけではなく一眼も買い足しました。
「スマホの画質が良くなってるのに今さらコンデジを買うのもなぁ…」
という話もよく聞きます。
私も前はそんなふうに考えていました。
しかしG7Xを使い始めてからは、コンデジへの目線がガラッと変わっています。どんなふうに変わったのか?今日はそんな「子供のステキな写真が撮れるコンデジの話」をしようと思います。目次はこちらです。
まずは「何で子供写真にコンデジが良いと感じたのか?」元々持っていたミラーレス一眼と比較しながら、3つのポイントで見てみました。
次に「買うときに悩んでいた高級コンデジ3つのシリーズ」について、どういったポイントで選んだのかをまとめてみます。
最後は私が撮ったG7Xの作例集です。参考程度に見てください。
それでは行ってみよー!
子供写真に高級コンデジが最適な3つの理由
まずは一眼と比較しながら、コンデジが子供や家族写真にピッタリと感じた理由についてポンポン書いていきます。
子供の写真が一気に増える
私が考える一眼とコンデジの大きな2つの違いは、
- 一眼は大きくて重い。コンデジは軽くて小さい
- 一眼はレンズを交換できる。コンデジはレンズを交換できない
こんな感じになります。例外はあるけれど一般的にはこれでOKですよね。
この2つの特徴が重要だったんです。いくら一眼でキレイな写真が撮れて、レンズ交換で色んな撮り方ができるとしても、結局は重いしレンズ交換の手間があると、一眼では写真を撮らなくなっちゃったんです。
ちょっとしたお出かけのとき、一眼だと「持っていくか?」自体を一瞬考えます。子供と一緒だと荷物も多いですし。そして持って行ったとしても、でかくて邪魔だし撮るのが億劫になりがちでした。ミラーレスも一緒ですね。結局レンズがでかいんで…
その点コンデジはポケットに入るのでちょっとした散歩でも持っていくことができます。「持っていくかどうか?」を考えることなく、スマホのように必ず持っていく存在なんです。これはでかかったですねー!
あとは家で写真を撮るときでさえも、一眼だと何だか身構えちゃうんですけどコンデジだと気軽にパシャパシャ撮ることができます。これは「ラーメン屋で写真を撮るとき」を想像してくれたら何となくイメージつくと思います。やっぱり一眼は撮るときに身構えます。
こんな感じでコンデジは
- どこにでも持っていける=写真を撮るタイミングが増える
- 気軽に撮ることができる=何気ない写真が増える
という感じでどんどん写真が増えるんです。
圧倒的なキレイさにこだわって一眼を買うのも良いと思いますが、それで写真の枚数がめちゃめちゃ減ってしまうのは個人的には残念に思います。だから子供の写真を撮るならば一眼ではなくコンデジがメイン機になったんです。
普段通りの子供の顔が撮れる
一眼というよりはファインダーをのぞいて撮るタイプのカメラなんですが、ファインダーをのぞいて撮ると子供の自然な顔が撮れないように感じています。
なんでかというと、ファインダーをのぞいて写真を撮ると子供の目から親の顔が見えなくなってしまうので、結果として不安げな顔になるんです。
「あれ、パパいなくなった。代わりにNo More 映画泥棒みたいなのがいる」
って感じになります。
改めまして、初日と2日目で映画泥棒のカメラ男として参加したインスタ泥棒です。猛暑の中で最後までやれたのは撮影して下さる方々の笑ってくれた顔や、熱中症対策のサポートをしてくれた方々のおかげだと改めて深く感じました。ありがとうございます pic.twitter.com/tJDRHercuN
— インスタ泥棒@Dハロ9/11シー (@sudokeeeeen) 2016年8月14日
(画像はコミケ参加者より拝借しました)
こんな状態じゃ子供の良い顔は撮れません。一方でコンデジは画面と子供の両方の顔を見ながら撮れるので子供も安心して写真に写ってくれます。
家族写真を他の人に頼みやすい
最後のポイントが家族写真です。自撮りしやすいように画面がグルンと回るチルトやバリアングルというタイプにするのも大事ですが、やっぱり全体写真を撮って欲しいときは近くの誰かに頼みたくなります。
そういうとき、今までの経験からすると一眼を渡すと身構える人がまぁまぁいます。
「え!こんな良いカメラでどうやって撮ればいいのかしら…!」
ってなります。結構なります。
高齢のかたやスマホでしか写真を撮らない女性とかに多いです。「なんかスゴイカメラ渡されたけどうまく撮れなかったらどうしよう…」って顔しています。
その点コンデジだと気軽に頼めます。人に頼む行為そのものでも気を遣うので、できるだけ気軽な気持ちで頼みたいですよねー!
家族目線で悩んだ3つの高級コンデジ
ここからは私が悩んだ3つの機種についてまとめてみます。
すべてセンサーサイズが1型以上の高級コンデジです。私もカメラに詳しくないのですが、「センサーが大きいとキレイな写真が撮れる」くらいに思っています。
そのサイズが1型以上ってのはコンデジとしてはかなり大きいです。ちなみにiPhone6の3, 4倍くらいの大きさだそうです。
SONY(ソニー) RX100シリーズ
高級コンデジという市場をつくったのがSONYです。RX-100シリーズは4世代あるのですが、それぞれ特徴が変わっているためすべてが現役で売れ続けています。
私が一番気になっていたのは、価格も安くなってきている初代のRX-100と2代目のRX-100M2でした。ただ双方タッチパネルが非搭載なのと、自撮りができないので「家族向きじゃないな」と思って却下しました。
RICOH(リコー) GRシリーズ
次に気になっていたのがリコーのGRシリーズ。コンデジでありながらセンサーがAPS-Cという一眼のエントリーモデルと同等のものを積んでおり、めちゃめちゃキレイな写真が撮れます。カメラ好きのブロガーの人が持っているのをよく見かけます。
ただセンサーサイズのせいかズームができないという点が最後まで気にかかり、却下となりました。コンデジといえどもやっぱりズームができないのは不安です。
CANON(キャノン) G7Xシリーズ
最終的に選んだのがこちらのG7Xです。
- キャノンは「人の写真のキレイさ」の評価が高い
- チルト液晶で自撮りができる
- Wi-Fi対応でポンポン写真をアップできる
家族の写真を撮ることをメインに考えると、これらの機能に惹かれました。
夫婦だけでなくお互いの両親(おばあちゃん、おじいちゃん)に写真を送ることも多いのですが、やっぱりスマホで撮るよりも高級コンデジで撮った写真のほうがキレイです。そういったときにWi-Fiは便利ですねー!
気になった機種の比較表
その他にも色々と気になった機種があり、それぞれのポイントや価格(2016年7月)を表にまとめました。
渡しの場合は比較をし始めると「あっちもいいし…でもこっちも捨てがたい…」と永遠に決まらなくなるケースが多く、今回も1カ月くらいずーっと考えていましたw
CANON(キャノン)G7Xの作例集
最後にG7Xで撮った写真をパンパン貼っておきます。
これだけ「子供のステキな写真が撮れる」と言っておきながら、当ブログでは家族の顔出しはNGのため風景写真になります。すみませんw
ひこにゃん
ボケが大好きなのですが大満足です。
彦根城の石垣
トヨタ産業技術記念館
台湾ラーメン
物撮りであればコンデジのほうが接写しやすいし狭い場所でも気軽に撮りやすいので、もう一眼の出番はなくなりました。
下鴨神社のお守り
金沢駅
私のスキルの問題もありそうですが、APS-Cで大きいセンサのSONY NEX-5Nと比べると、夜に弱い気がしました。これはデメリットですかね。
こちらも金沢駅
ひまわり
せっかくなら顔写真も載せたいところですが、やっぱり顔出しNGはまだ解禁してないのですみません。でもミラーレス一眼のNEX-5N(APS-C)と比べた感じ、そのキレイさでの違いは気づけるレベルではなかったです。
新しいカメラを検討されているかたは、最近では忘れられかけているコンパクトデジタルカメラのことを思い出してみてはいかがでしょう。コンデジだと撮れる写真の幅が、ぐっと広がりますよー!それでは。