こんにちは。元ミクヲタのきょーちかです。
学生時代は『にわか』なアニヲタだったのですが、『きょーちかはアニメオタクだね』と言われることが多く、その度に『おこがましいわ』って思ってました。ヲタというのは、やっぱり真に極めきった存在であるべきなんです。
そんな私も唯一ヲタクと自称しても良いかなと思えていたのが、初音ミクです。
- 結婚式のオープニングにミクを使う
- ライブには毎回参加
- 持ってたPSPソフトはProject DivaとDiva 2ndだけ
- ボーマスには毎回参加(ボーカロイド系同人イベントVoc@loid M@ster)
- ボカランは毎週チェック(ボーカロイドランキング)
- 好き過ぎて作曲教室に通い始める(おかげでコード理論もわかります)
就活で忙しくなってからは追いかけることができなくなってしまったのですが、私にとってボカロ曲は特別な存在でした。今回はそんな青春のボカロ曲39個を振り返りながら、学生の頃の思い出なんかをフラフラさせたいと思います。
最後に『何で自分が初音ミクを好きなのか』って話をするんですけど、そこは飛ばしてもOKです。
選び方と並べ方
選び方は1P1曲
曲はプロデューサーに付き1曲のみを選ぶことにしました。この条件がないとsupercellさんだけで10曲は越えて来そうな気がしたので。
『並べ方』はランキングではなく新しい順
また、並べ方も『おすすめ順でランキング!!』って形にしたかったのですが、おすすめって数値で計ることができないのでやめました。ということで『新しい順』で並べることにしました。そうすると当時の思い出も時代と一緒に振り返れる気がしたので。
先に言っておきますが、私が初音ミクにドハマりしていた2010年の曲が多く、それ以降は追いかけられてないので極端に少ないです。それではいってみよー!!
年代はニコニコ動画の投稿日を基準にしています。
炉心融解のように再投稿されているものなどは、現在視聴可能なものを参考にしました。
あとできる限りオリジナルか二次創作品を選び、パクリっぽい動画は控えるようにしました。
2014年
金曜日のおはよう - HoneyWorks
『好きな子に会いたいけど、土日はお休みだから会えないよねぇぇぁああ』
って感じの甘酸っぱい感じの曲なんだけど、今これを聞くと『日曜日の憂鬱なんて言ってないで会社行こう』と思う日々です。
ray - BUMP OF CHICKEN
誰もが知っているバンプが、ミクと組んだことで話題になった曲。調教(音の調整)が巧くて掛け合いもキレイなんだけど、ミクなしバージョンの方が再生数が多いんですね。それがミク好きとそうじゃない人の割合なのかなー
神のまにまに - れるりり
かわいくて元気になれる曲。正月に聞きたくなります。PVも見ていて癒されるからちょっと元気なさげのときに見るとライフポイントを回復できる。
2013年
ロストワンの号哭 - Neru
リンちゃんらしい疾走するロック感がたまらない曲。歌詞の中二感もボカロを感じさせてくれて好き。ちなみに号哭(ごうこく)ってのは造語なので読めなくてOK。
2012年
ODDS & ENDS - supercell
ryo(supercell)さんは正直なに選ぶか迷いました。メルトもブラックロックシューターもその一瞬スローモーションもどれも良いと思うんだけど、最も『好き過ぎて好き過ぎて、震える(by 西野カナ)』って感じの曲がこれ。
この一曲に表されるストーリーは、長い間ボカロと共に歩んで来たryoさんだからこそ語れるもんなんだと思います。
いーあるふぁんくらぶ - みきとP
( ゚∀゚)o彡゚はい!はい!チャイナ!ちょちょ夢心地!
Tell Your World - livetune kz
これ、結婚式のオープニングで使いました。
GoogleのテレビCMでも使われていたので知っている人はかなりいると思います。でっかい企業がCMに使うことで初音ミクに対して偏見を持つ人が少し減ったのがこの曲だった、んじゃないかと勝手に思ってます。
2011年
千本桜 - 黒うさP
JOY SOUNDのカラオケランキング一位なのでこちらも知ってる人が多そうです。ミクさんがテレビに露出する際はこの曲が多い気がします。TOYOTAがアクアのCMに使ったことでも話題になったね。
どういうことなの!? - くちばしP
( ゚∀゚)o彡゚do you ことなの!?do you ことなの?
いったん聞いたら頭から離れなくリズムなので聞かない方がいい。聞くなよ!絶対聞くなよ!
腐れ外道とチョコレゐト - ピノキオP
かなり中毒性の高いガーガーピーガー系の曲。一部描写が危ないので苦手な方はやめといた方がいいかも。
歌詞を見てみると学校生活の社会風刺がなされていて、こういうのを歌えるのは仕事を選べないミクさんならではだなって思います。J-POPシンガーには難しい気がする。
2010年
むかしむかしのきょうのぼく - DECO*27
デコさんはボーマスでもライブでも何回か見たことがあるんですけど、めっちゃ良い人でした。
デコさんはロックからほんわか系まで色んな名曲があるのですが、元気をくれるこの曲が私の一番のお気に入り。元気になる曲ばっかり好きなんだけど、疲れてんのかな。
ハッピーシンセサイザ - EasyPop
本家動画には動きがないので『踊ってみた』をのせてみました。曲としては最後の大サビに入る前の変調するところがめっちゃ気持ちいいんだけど、それ以上にこのおっさんが楽しそうで愉快な気持ちになります。
ネトゲ廃人シュプレヒコール - さつきがてんこもり
題名通りネトゲ廃人の曲。こちらも本家ではなくMMD版にしました。Miku Miku Danceってやつですね。ネトゲ廃人のミクで作品の世界観が良く出てます。
この曲も学生時代にずーっとリピートしてました。後ろでシャカシャカなってる音が大好きです。私は廃人じゃないので歌詞の意味はよくわからんでした。間奏のときのぴーぴー言ってるところが心地良過ぎる。
心拍数♯0822 - 蝶々P
実際の彼女との一周年記念でプレゼントした曲らしいです。イケメン過ぎる。
ミクソンには泣ける曲がけっこうありますが、これもその一つ。
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 - ほぼ日P
タイトルからして完全な釣り曲だと思っていたのに、最後まで聞く頃には感動させられているズルい曲。新婚の旦那さんに聞いて欲しい。
フタリボシ - 40㍍P
私がボカロ史上で一番好きな曲。ボカロの曲のコメント欄にしては珍しく、誰もが幸せを願う優しい画面になっている。それくらい優しい気持ちになれる曲。40㍍Pは他にもトリノコシティなど名曲揃いなのでぜひ聞いて欲しいです。
パンツ脱げるもん! - TakeponG(ちょむP)
感動系が続いてしまっていたのでどうしようかと思っていたんだけど、ちょうどいいところにクレイジーなのが来てくれました。イラストの田村ヒロさんもかなり好きです。
ワールズエンド・ダンスホール - wowaka現実逃避P
( ゚∀゚)o彡゚ホップステップで踊ろうか!
この曲が出ている頃が個人的にはボカロの全盛という感じでして(自分の中で)、この曲が出た日のニコ動での騒がれようは本当にハンパ無いものだったのを覚えています。
たった一つの曲がニコ動全体を祭り状態にしてしまっていたのがとても印象的で、一日で何十回も聞いていたのは今でも忘れられません。
メランコリック - Junky
かなりかわいい曲。同人即売会でこのCDを手に入れた時は嬉しくてしょうがなかったなぁ。
さよならメモリーズ - 神無月P
さよならメモリーズ自体はsupercellの曲なんだけど、このGUMIカバーはまるで人間が歌っているような神カヴァーで感動しました。当時は私もVOCALOIDのソフトをすでに持っていたので頑張って調教(音調整)してみたのですが、やっぱ無理でした。
ちなみに当時は一番調教がしやすいのがGUMIと言われていました。GUMIの中の人はマクロスFのランカの中島愛さんですね。
恐山ル・ヴォワール - かぴたろう
ジャンプのシャーマンキングを題材にして作られた曲。その後まさか復活するとは思ってもみませんでした。こういう和風テイストの曲は和楽器バンドしかり大好物です。
WORLD'S END UMBRELLA - ハチ
マトリョシカなどの大ヒット曲を量産したハチさんの中でも私が押すのはこれ。どちらかというと動画を作っている南方研究所の世界観が好きです。南方研究所のDVDも即売会で買いましたねー
2009年
脱げばいいってモンじゃない! - デッドボールP
こちらも名曲を大量に作っているデッドボールPの作品。アウトとかボールじゃなくて、常にデッドボールの作品を狙い続ける姿はステキです。エロスを感じさせつつ、ちょっと良い話でまとまるからいいんです。
炉心融解 - iroha(sasaki)/kuma(alfled)
Rockerな鏡音リンちゃんの代表作。リンちゃんの曲は毎回歌詞が聞き取れないけど、そんなことどうでも良いくらいカッコいいのが多い。
SPiCa - とくP
( ゚∀゚)o彡゚照らしてよね、スピカ!
この世界観、最高です。学生時代の夜、駅から帰る田んぼ道でこれを聞いてるとスゴい充実した気持ちになってました。
magnet - 流星P
すまない。本家の動画が見つからなかったから代わりに貼ってみたんだが、こいつをどう思う?
1/6 -out of the gravity- - ぼーかりおどP
聞いていると元気になれる曲。不安や悲しみがロクブンノイチになりますように。
ロミオとシンデレラ - doriko
古参時代の名曲のひとつ。エロかっこいい。
from Y to Y - ジミーサムP
切ない系の代表格。みらい みらい みらい みらい
2008年
ぽっぴっぽー - ラマーズP
( ゚∀゚)o彡゚ぽっぴぽっぴぽっぴっぽー!
最初の頃ってこういう変な曲が多かった気がします。『きいぃぃぃぃぃぃいん』っていうところがかわいくてしょうがない。
サンドリヨン(Cendrillon) - Dios/シグナルP
ミクとKAITOの掛け合いで耳が幸せになれる一曲。途中『三段飛ばしに跳ねていく』って歌詞があるんだけど、さすがに飛ばし過ぎだろってなる。
当時はmixiでKAITOヲタの腐女子とネット上で交流があったのですが、初めて見る腐女子っていうのにかなりの衝撃を受けたのを覚えています。何言ってるかわからんかった。
Fire◎Flower - halyosy
( ゚∀゚)o彡゚あ!お!Yey Yey Yey!
カラオケで歌うとかなり盛り上がる。ライブでこれがかかると最高潮になる。
サルでもわかる - アゴアニキP
ダメな男の歌。当時は自分に重ねて聞いてました。『このダメ人間、自分だわー』って。
ちなみにKAITOがダメ人間の代表格に選ばれ始めたのはこの頃かと思います。
トルコ行進曲 - オワタ\(^o^)/ - オワタP
同じ大学で同じ学部の同級生が作っていたらしい曲。大学4年(2011年)くらいにその事実を知ったんだけど、ボカロPの中の人がスゲー近くにいるんだなって思った曲です。
初音ミクの消失(LONG VERSION) - cosMo(暴走P)
ミクじゃないと無理な曲の代表曲。作曲の勉強をしているときにこの音楽の楽譜も見たことがあるのですが、通常の倍のテンポで作られてました。世界観もミクならではな感じで良いです。
Dear - 19's_Sound_Factory
この頃はまだあんまりボカロ好きってわけじゃなかったんですけど、この曲はけっこう聞いてました。スイーツって言われているけど気にすんな。
2007年
コンビニ - cokesi
最高にホンワカする曲。続編もあるのであわせて聞いて欲しい。
えれくとりっく・えんじぇぅ - ヤスオP
最古参の時代に多い『初音ミクをモデルにした歌』のひとつ。何年かたつと一人の歌い手として扱われるようになったけど、最初の頃はミクらしい曲が多かったように思う。
みくみくにしてあげる♪ - ika
やっぱりこの曲は外せない。何年経っても色褪せないのがスゴい。当時はまだ高校生だったんだなぁ・・・
お、終わった・・・
感想:ボカロが私に与えた影響
ということで新しいものからどんどんと39曲を振り返ってみました。けっきょくメジャー曲ばっかりでにわか臭が出てしまう結果となってしまいました。まいっか。最後にちょっとだけ、ボカロが私に与えた影響についてお話しさせてください。
こうやって年代順に並べて見るとわかるのですが、私がミクに最もハマっていたときは大学4年の2010年なんですね。この頃の私は大学とバイトだけの毎日がなんだかつまんなくて、ホントつまんなくてしょうがなかったんです。そんな時に出会ったのが音楽ソフトとしての初音ミク体験版でした。そんときに初めて作ったのがこれです。
マクロスFというアニメのオープニングですね。コメントにある『ゆけしゃん』というのは昔のハンドルネームです。
体験版の初音ミクではじめて曲を作ったときは衝撃的でした。『本当に自分で作れた・・・』という感じでした。元々ハマるとスゴい性格だったので、もうスグに製品版を買って作曲本を買って作曲教室にも通うようになったのを覚えています。
初音ミクを通して出会うヲタクや、作曲を通して出会う人が増えて単純にスゲー毎日がおもしろくなりました。
そのときに思ったのは、『毎日がつまんなかったのは行動しなかったからなんかも』ってことです。音楽には興味があったけれど、なんとなく『自分にはムリかな』とか続かない気がして、手を出さなかったんですね。でも、そんな『大きな大きな最初の一歩の壁』をぶち壊してくれるくらいの魅力があったのが、初音ミクでした。
最終的には作曲はやめちゃったけれど、これくらいのときから海外インターンとか色んなことに挑戦するようになれました。そういった意味で初音ミクは、私を変えた一つの存在なんだと思います。
・・・感情的に書きすぎてまとまらなくなって来たのでムリヤリ終わらせます。初音ミクは私にとって重要なターニングポイントを与えてくれました。決してキモくなんかないので良かったら聞いてみてください。あと最近の曲はわかんないのでオススメ教えてください。ではではまた!