春になった。季節が変わるとスーパーに行くのが楽しくなる。
近くのスーパーに買い物に行ってみると、薄皮のキレイな新玉ねぎを見つけてしまった。新玉ねぎは普通の玉ねぎと違って外側のパリパリした皮がないのが特徴的。ゴロゴロとしてまるまる太った新玉ねぎを一つ買ってみた。
5インチのスマホと比較しても遜色のない大きさ。iPhone6と同じくらい大きいし、新型のiPhone SEよりも大きそう。そそる。
新玉ねぎを焼いてみる
「新玉ねぎをどんなレシピにしようかしら…」とすばらしき主婦たちは頭を悩ませるかもしれないけれど、男なら新玉ねぎをどう調理するかはもうすでに決まっている。それは、
切って!
焼いて!!
できる!!!
これ以外には、考えられない…
真っ二つに切った新玉ねぎをアルミに乗せてオーブンに入れて、10分くらい焼くだけ。出来上がったらもこみちさながらにオリーブオイルをかけ、高い打点から塩と胡椒をファサー…! とまぶせば、ハイうまい。
口に入れた瞬間、「これだよ。素材の味ってのはこういうことを言うんだよ…」という笑みがこぼれる。季節を迎えた新玉ねぎは、オーブンの熱でホクホクに。最高の食感。そして、甘い…
バターとかしょうゆとか、かけるものを変えるだけで無限に楽しめる。今回買った新玉ねぎは59円だったけど、これほどまでに投資対効果(いわゆるあらゆるコスパのことです)が高い楽しみはいまだかつてあったであろうか…
少し早めのパプリカも焼こう
後日スーパーに訪れてみると、とても美しい色をしたパプリカを見つけてしまった。
パプリカの季節は6月とのことだけれど、暖かくなり始めた頃にこんな元気になるオレンジ色を見てしまったらつい手にとってしまいたくなる。オレンジ、好きなんです。
今回も切るだけ切って焼いてみた。オーブン待ちの時間を除いたら調理時間は3分もかからないのでめんどくさがりにはもってこい。
今回は冷蔵庫にあったあまりの野菜も焼いてみた。どれもこれも焼くだけなのにおいしくなる。どんな野菜も焼いたらおいしいんだけど、パプリカはとくに焼き野菜におすすめだと思う。
パプリカはピーマンに似ているから苦いと勝手に思っていたんだけど、実はものすごく甘いやつだった。甘さは焼くことで3倍くらいになる。オーブンの遠赤外線効果で甘みが増すらしい。オーブンすごい。
キュウリを切って味噌をつけただけ。
パリッとした歯ごたえが気持ちいい。味噌、いいじゃないか。
オーブンで焼くついでに鶏の燻製も炙ってみた。
ものすごく香りが良い。ワイルドではない、紳士的なバーベキューにお呼ばれしたような香りがする。湖畔でスノーピーク(アウトドア製品のブランドです)の良い燻製器で焼いてくれているようだ。目をつぶって香りだけを愉しめばスーパーで買った燻製という事実を忘れてしまいそうだ。
これまた簡単でおいしい麻婆豆腐。業務スーパーで売っていた78円の素で作っているとは思えないうまさ。ちょっとひき肉を入れたことで肉肉感がたまらない。
やっぱり、ご飯にかけちゃう。最後のほうは汁だくにしてかきこんでしまった。家で食べる簡単なご飯だけど、好きなものを食べていると幸せになれる。
そろそろ新じゃがの季節。
今度は新じゃがをホイルに包んでじゃがバターなんてのもいいな…
また明日、スーパーにお出かけしに行こう。