尾道の旅行記です。
尾道と言えば、自転車? 猫? 坂道? ラーメン?
違うよ!! 『空き家再生』でしょう!!
ということで空き家再生カフェに行ってきた
尾道へ行った際の旅行記を書いています。今までは、有名どころの猫とかラーメンとかを書いてきました。が、実は私の目的は別にあったんです。猫ラーメンなんておまけです。チョコボールでいえば銀のエンゼルなんですよ。
私の真の目的はそう、『空き家』です。尾道というのは空き家再生の先進地区なのです。
きっかけはこの本でした。東京で売れない漫画家をしていた主人公(=作者)が、ひょんなことから『尾道の空き家』をタダで貰えることに。そこから始まる空き家再生ライフの実話を、マンガで語ってくれます。
Amazonカスタマーレビューだって『おもしろい』って言ってます。Amazonレビュアーはインディアン並みにウソをつきません。
そんな作者が尾道で出会った人たちと再生した空き家再生カフェ『あなごのねどこ』へと言ってきました。
いざ、あなごのねどこへ
まるで昭和の小学校のようだ
尾道駅前から続いている商店街を歩いていると、見つけました。
今回の目的地。
『あなごのねどこ』です。ちょうど時期がクリスマスに近かったこともあってツリーが飾られている。
ちなみになんで『あなご』なのかと言うと、
こんなーーーーーに店が長い、奥が見えないくらいに長いからです。
やっぱ空き家っておもしろいですね。今から新築で作っちゃったら、わざわざこんな変な道作らないと思うんですよ。
イベントもけっこうやってるようです。この黒板がまるで小学校みたいで懐かしくなりますね。4日(金)の『男のお菓子教室』が気になる。
店内は予想以上におしゃれだった
色んな写真を撮ってきましたが、実はまだ店内にすら入っていませんでした。
ということで入ってみましょう!!
レトロでおしゃれです。予想外です。
ケーキとコーヒーも本格的でした。勝手に
『適当なお菓子持ってくるんやろ』
と思っていました。すみません。ラー油を飲み干してあやまります。
あなごのねどこは、ゲストハウスもやっているようです。2800円でこの雰囲気満点のお宿に泊まれちゃうんですって。泊まりてぇ・・・
宿泊予約を行う | 尾道空き家再生ゲストハウス「あなごのねどこ」
あなご道の奥には、また店が・・・
『こーーーんな長い道の先に何があるんだろう?』
そう思って突き進んでみたのですが、そこから先に道はなく、行き止まりでした。
しかし、その行き止まりには、
本屋がありました。
こんなところに本屋があるなんて、誰が想像しただろうか。
しかも柔らかげな店員さんが、『足下に気をつけてくださいね。写真はお好きにどうぞ』と話しかけてくれる。イケメン・・・抱いて・・・
マンガには書かれていなかったけど、きっとここも空き家再生物件なんでしょうね。にしてもこんな奥地に本屋を作るなんて、普通じゃ考えられない。良く行く本屋では、感じたことのない雰囲気。
マンガでは尾道の良いところだけでなく、悪いところも正直に書かれていました。虫が多いとか、坂が辛いとか。
それでもこうやって、私に『尾道に行ってみたいな』と思わせて、実際に来させてしまうだけの力があって、さらにその予想を遥かに上回るくらいの驚きを与えてくれるっていうのは、ただただマンガを読んでいる以上に記憶に残ります。
東京という地でうまく生きられなかった作者だったけれど、尾道という土地で生きる作者は、とても『羨ましい生活』をしています。なんだか、本気で遊べる大人、って感じなんですよね。
まわりの環境が人を変えるって言うけど、それは住む場所にも言えることなんだなーって思った一日でした。
それでは次回は『自転車の町・尾道』の姿を見たいと思います。自転車乗りじゃなくても楽しめる自転車施設を巡ったり、自転車乗り専用のホテルを見たりしますよ。そんではまた!!