蔦屋書店を知っていますか?
蔦屋書店というのは、どこにでもあるTSUTAYAが運営しているとは思えないくらいおしゃれがにじみ出てしまっている本屋で、全国を見渡してもほとんど数がないくらいに貴重でコンセプトあふれる本屋です。
東京だと代官山というおしゃれを越えた神々が歩く街に鎮座しています。私も一度だけ行ったことがあるんですが、正直にいうとおしゃれすぎて居心地の悪い街でした。あれならまだ吉原とかすすき野の方がマシです。
迷路のような店内
そんなおしゃれ過ぎる蔦屋書店が京都にもできたということでやってきました(本当は偶然立ち寄りました)。場所としては平安神宮の近くにありまして、新しくなったロームシアターと同じ建物にあります。
代官山もそうだったのですが、蔦屋書店の魅力って「圧倒的なワクワク感」「突き抜けるほどの好奇心グサグサ感」なんですよね。
ここでは普通の本屋の常識なんて度外視で、「ベストセラーコーナー」とかなんてないんです。むしろ、「メジャーな◯◯コーナー」というのが、ないんです。
「ライカコーナー」とか「世界のトイレコーナー」とか、何を狙ってそうやっているのかがわからないコーナーばかりです。ふだんは目にしないような本が自由にレイアウトされる。メインの特集は「銭湯」のようでした。
マイナーそうな本が並んでいて、「ベストセラー」のようなふだんの本を選ぶ基準はまったく使えません。
だけどどねー、なんでですかねー、ここに来ると
おぉぉぉぉおおおおお!!!!
アレもコレも、読みたいッ!!(ドン)!!
ってなってしまうんですよねー。不思議ー
買う前の本をスタバで読める
代官山の蔦屋書店もそうだったのですが、このお店は買う前の本を同じ建物内にあるスタバで読めるんです。たぶんね、潔癖性の人はここの本は買えないと思うんです。私は気にならないからいいんですけど。
ちょうど新しいサクラの飲み物があったので選んでみました。
Amazonさんのせいで本屋さんがどんどん潰れていってるという話は良く目にするし、実際にもの凄い勢いでなくなっていっていると思うんですけど、こういった「リアルでしか味わえない快感」みたいなのを与えてくれる本屋が今後は増えていくのかもしれないですね。
(´-`).。oO(なんだかジャーナリストみたいなこと言っててカッコいい)
夜はぶらりと祇園おさんぽ
夜になってからは四条に行って、祇園をめざしました。
四条のマルイは夜に見ると一際かがやいて見えます。
ふだんは祇園なんてまったく惹かれないのですが、なぜか衝動的に夜の祇園に出会ってみたくなりました。ブラブラと歩いているとスキヤキのおいしそうな匂いがするお店を見つけました。あまりにもいい匂い過ぎて、しばらく換気扇の近くでくんかくんかしてました。その店の値段はそんなでもなかったのですが、やっぱり私には払えません。
別のお店は15180円という値段から始まる店があって(一番安いのがそれ)、気が狂ってもそんなとこで飯は食わないだろうなと思ったものです。
たぶん、おごってもらえたとしても行きません。どんな顔して入れば良いかわからないんと思うんです。きっとエントリープラグから救出されたあとの綾波みたいな顔しちゃいます。
そんな私たちは、マックで500円のセットを食べて帰りました。15180円は高過ぎるとして、さすがに500円は、やりすぎたかなと猛省しています。