学生時代に、当時の彼女(今の奥さん)と行ったトルコの旅行記。旅先で記録していたEvernoteの日記に添えて、今の気持ちを「あとがき」として書いていこう。
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夫婦トルコ旅行の4日目|革工場で魅せたファッションショーとトルコの硫黄泉
ホテルの朝
エーゲ海の朝は、待ち合わせ時間を間違えて焦るちか(奥さん:以降「ちか」)に起こされるところから始まる。本当は早めに起きてエーゲ海で泳いでみたかったんだけど、そのイベント時間は残っていなかった。
もっと欲望に忠実になったほうが良かったかな。エーゲ海にくることなんて、今後ないのかもしれない。後悔しないように、旅では今やりたいことをやり尽くすようにしよう。
トルコ石
バスはトルコ石の店に着き、ガイドさんからトルコ石の話を聞いた。トルコではよく偽物が売られているそうだが、本物でないとすぐダメになってしまうらしい。
昨日のカシミアストールの店でもそうだったけど、ちかは店員さんと話すのが好きなようだ。
自分が一番いいと思っていた、キレイな青いネックレスをプレゼントした。喜んでくれて、私も嬉しかった。
エフェス遺跡
エフェス遺跡はトロイ遺跡とは異なり、遺跡としての形が綺麗に残っていた。そうしてキレイに残っていること自体が、世界遺産として登録されている理由らしい。
ただ暑い。というより、熱い。
大理石でできた屋外の道を歩く。日除けとなるものもほとんどない。日傘をさしていても暑い。
昼食では初めてスイカジュースを飲んだ。結構美味しい。
一番搾りのエキストラヴァージンオリーブオイルがオススメらしいが、70トルコリラ(超円高の当時でさえ3000円)となかなかのお値段だった。もこみちが喜びそうな店だった。
革工場でファッションショー
昼食後は革工場へ。パムッカレ地方は一年を通して暖かくて羊の毛が伸びることはないそうで、非常に柔らかい革ができるそうだ。
革のファッションショーはとにかくリバーシブル自慢がスゴかった。ほら、これも裏返して着られるのよ、という顔。ファッションショーを見るのは初めてだったけど魅せかたがけっこう楽しくて、日本のファッションショーも見てみたくなった。
革製品はさすがのお値段、トルコにもう一度これるくらいのいいお値段だった。
温泉付きのホテル
今日のホテルはリッチモンド。
エアコンと冷蔵庫が壊れているという状況にあったが、ご飯も高級そうなところで食べられた。基本的に今回のツアーは綺麗なとこで食べるのが多い。日本人向けのツアーだと、そうなるのかな。
ちかは色々と怪しげなデザートを取ってきたけれど、案の定食べれたものじゃなかった。海外のお菓子は、甘さがスゴい。
ここでは伝統的なトルコ風呂に入った。シャワーキャップを被り、正方形のお風呂の真ん中には台座があり、そこで垢すりをしていた。つまり、垢だらけの風呂だった。
外にも温泉があり、こちらは垢もないし露天で気分もいいから、食前食後の二回はいった。硫黄の匂いがする温泉で、異国の土地で温泉に入れるとは思わなかった。汗がにじむくらいの熱さで気持ちよかった。
食後にハンモックで揺れていたら同じツアーの若者たちがプールで戯れていた。次の日聞いた話だと、あの後ビールを部屋で飲んでいたらしい。
昔は社交性の無さに悩んだ頃もあったけど、ただ単純にこういった馴れ合いを好まないだけなんだということに、最近は気づいて来た。
ハンモックで揺られていると、英語を喋れない外国人の子供が揺らしまくって来た。
なんて言ってたか少し気になったけど、楽しかったからいいかな。部屋に戻ってシャワーを浴びたら、いつのまにか寝てしまっていた。
3年後のあとがき
ツアーにありがちな「ショッピングばかりを突っ込まれて飽き飽きする」の典型パターンのようにも見えるけど、ただ免税店に連れて行かれるのではなく、こうして「革工場」とかの魅せるショッピングが多いツアーだった。
このあとも色々とショッピングスポットを合間に挟まれていたけれど、それはHISのキックバックではなく、しっかり観光を意識されたものが多くて、ツアーのイメージがガラッと変わった。
次はパムッカレ編。とにかくきれいな景色
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