つづきです
滋賀の厳島 白鬚神社
よくよく考えてみるとここまで回ってきたところってショッピングモールやラーメンチェーン店だったりして、観光らしい観光をまったくしていませんでした。予想以上にこういう旅も楽しいです。特に車旅の醍醐味って移動にあると思うんですね。
しかしこれじゃあ旅ブログ的にもどうかと思うんでそろそろ観光地を投入していこうと思います。
まずは近江の厳島とも呼ばれる(?)白鬚神社です。スケールは小さいけれど晴れた日は本家よりもキレイな水に囲まれているのでいい写真撮れると思います。
水が透き通ってるのがいいですね。滋賀の水って汚いイメージがあるのですが、それは場所によるらしく、私が今いる西の方と今から行く北のほうはかなり透明感のあるキレイさのようです。湖だから潮の満ち引きもないし、ダルい潮風もないしいいですね。
ただこの白鬚神社。行こうとすると交通量の多い道路を横断せねばならず、神社にお参りするつもりが成仏して寺に入りそうなところでした。
比良利助
「おいしいプリンが食べられる!」と聞いてワクワクしながら行ったお店が、
閉店でした。次行こう!
高島びれっじ
高島びれっじに到着です。
いにしえの風情ただよう旧城下町、高島市勝野。陣屋の惣門や武家屋敷が今なお残っています。築150年の旧商家を商工会の有志が手づくりで改修し「びれっじ」として再生しました。現在は1号館から8号館まで整備されています。
ここに来るのは二度目なのですが、前回は「ここは多分おいしいよ」と食べログに言われたパスタ屋さんに来てみたら、それが高島びれっじの店舗の一つでした。
商人の古民家を改修して作った村のようで、良い味出てるんですよね。滋賀は近江八幡や日野町にも商人の古民家村があるし、「売りはります」みたいな人がうじゃうじゃいたんでしょうね。
酒屋、パン屋、観光物産館などがある。
ぶらっと立ち寄るくらいがむしろちょうどいいコンパクトな通り。
今津浜水泳場
さらに車を北に走らせること1時間ほど。元々古びた家ばかりだったのが田んぼばかりに変わってきました。同じ滋賀県民から見てもここらはかなり田舎です。
そうして辿り着いたのが今津浜水泳場です。滋賀には湖水浴という言葉があり、滋賀県民の夏は海ではなく湖に出掛けて泳ぎます。私が住んでいるびわ湖の南はキッタナイ水なのですが、今いる西の方は透き通るくらいにキレイなんです。
海水じゃないからベタつかないし、塩害もないからビーチ沿いには緑がたくさんあって日陰もあるし、意外と海よりいいかもしれません。
今津浜水泳場は数ある湖水浴場のなかでも駐車料金が無料という珍しい場所という調査結果が出ていました。他のビーチに比べるとちょっと砂利が大きすぎますが、いいです。
ちなみに別の湖水浴場ですがこれくらい砂利が小さくて水もキレイなところもあります。
メタセコイア並木
今津浜水泳場からすぐの場所にあったのがこちらです。
並木道がダラーッと続いていく景色で、四季折々でいい顔見せてくれると有名な場所。私は初めて来たのですが、やっぱり新緑の緑はいいですね。
新緑を見ていると「夏だな」という感じになり、夏だという感じになると楽しい気分になってきます。社会人の今でこそ夏でも毎日仕事ですが、学生の頃の夏といえば授業もなく、楽しいことがいっぱいでした。なんかそんな、楽しいことの始まりのような気にさせてくれるから好きなのかも。
鳥人間
こっからは一気にグルーーーーーっとびわ湖を半周ぐらいまわって米原にまで向かってしまいました。新幹線も停まる米原です。冬には新幹線を豪雪で止めることでも有名です。
道中に撮った湖北の写真なのですが、原風景とはこういうことだなと実感するばかりです。セブンイレブンしか店がないし、セブンがものすごい安心感を与えてくれます。
米原に来た本当のお目当ては滋賀の有名なお菓子屋さん「たねや」が展開するパン屋・ジュブリルタンに来たかったからです。
琵琶湖のほとりのパン工房、ジュブリルタン。湖面を渡る涼風を感じながら、美味しいパンとともに、心地よいひと時をお過ごしくださいませ。
ただ閉まってました。パンなくなり次第終了というラーメン屋におけるスープ問題みたいなことを言っていました。ここに来るのは密かな楽しみにしていたのに…
近江八幡の「たねや」で食べたお菓子が本当においしかったので、ここに来るのも楽しみにしてたんです。
残念な気持ちで駐車場に戻っていく私。ふと顔をあげるとそこには巨大な何かが鎮座していました。
これは、鳥人間コンテストの発射台じゃないですか…
私にとっての鳥人間といえば中村さん一択です。
鳥人間コンテスト常連で幾度もの優勝経験を持ちなおかつ最長到達距離36000mを持つ東北大学Windnautsしかし今大会にかける思いはいつもと違う物であった。
2011年鳥人間コンテストに出場した東北大学のチームは、2011.3.11の大地震によって甚大な被害を受けた東北を勇気付けようと奮起していた。校舎や施設は被災し、甚大な被害を被ったものの、幸い機体やチームのメンバーに大きな被害は無く、周囲の援助を受け出場する事になる。
「俺の人生は・・・・晴れ時々大荒れ・・・イイねっ!! いい人生だよ!!」など数々の名言を残した中村さん。最初はネタ動画として見ていたはずなのに、どんどんと中村さんとウィンドノーツの物語に引きこまれていって、最後には目がうるうるとしてしまう。
そんな発射台が目の前にあった。これが物語の出発点か。
それからは夜も遅いしスーパーで寿司を買って帰りました。旅というよりはただぐるっとびわ湖を回ったようなだけの気もするけれど、「やっぱり旅の醍醐味は移動だよなぁ」と実感したドライブでした。
おしまい