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イケダハヤトに思う『キライ』は圧倒的な『好き』になる

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その意味で、質問者さんは別にぼくのブログを読まなくていいんですよ。いや、別に悪口とかではないんです。本当にそう思います。タイ料理が苦手なら、タイ料理を食べないで一生を終えればいいのです。

ぼくは、あえて「丁寧に書かない」ようにしています。 : まだ東京で消耗してるの?

最近また読み始めたイケダハヤトさんのブログ。イケダハヤトさんっていうのはね、ブログをやっている人なら知らない人はいないっていうくらい、この業界では有名な人。ブログを軸に年商2,000万円も稼いでいます。『まだ東京で消耗してるの?』というブログタイトルだけでもわかるように、前衛的な文章で頻繁にサラリーマンを煽っては炎上ばかりしています。

 

読んでて不快になる文章

私もブログを書き始めた頃は、けっこうイケハヤさんのブログは読んでいたんですよ。ブログを書いているならば、一種の憧れがあるじゃないですか。スポーツとかをやっても『うまい人を見て学べ』っていうし、尊敬の眼差しで見ていたわけです。

 

サラリーマン(私)を煽るスタイル

でもね、だんだんと嫌になっていったんです。キライになっていきました。元々イケハヤさんは東京での暮らしに嫌気がさして高知に移住を果たしているんですけど、もう都会で働くサラリーマンを相当に煽るんですよ。もちろん煽りじゃない内容の時だってありますよ。でもやっぱ時々煽るんです。わざと煽って、わざと炎上させるんですね。狙って炎上で切るっていうのはかなりの才能です。

都会には住んでいない地方都市に住む私ですけど、本当はもっと田舎で暮らしたいんですよね。しかもまぁサラリーマンじゃないですか。いわば煽られる側の人間な訳です。あんまり怒ったりはしない性格ですが、やっぱりイラッとくるときもあります。

 

しばらくは講読をやめていた

それで、あるときから講読はやめてしまったわけです。イケハヤさんは田舎での過ごし方とか生き方とか、新しい観点を持っているところとか、尊敬できる部分もあるし気になる部分もあったので、本当は読み続けていたかった。だけど、やっぱり不快な気持ちにはなりたくなかったんです。だから、私は『まだ東京で消耗してるの?』を講読することは、やめてしまったわけなんです。

 

『気にしないようにする』ということは、『圧倒的に気にしてしまう』

講読はやめました。だけど、それからの方が、むしろ気になってしまう自分がいたのです。なんと表現すればいいのだろう。もう無駄な時間を過ごしたくないからゲームやスマホは控えようと誓ってしまうと、前よりも気になってしまう自分がいる。こってりしたラーメンはもう絶対に食べないと心に刻んだはずなのに、一ヶ月も経つ頃には恋しくて仕方なくなる。それと同じような感覚でした。

田舎の記事を読めば『イケハヤさんならなんて書くのだろうか』と思い、電気自動車を見ては『イケハヤさんはPHEV買っていたな』と思い。そろそろ忘れたと思った頃でも、イケハヤさんの計画的な炎上でイヤでも視界に入ってくるのです。くそ、そろそろ忘れたと思ったのに・・・

 

『好きの反対はキライじゃなくて、好きの反対は無関心だ』という言葉がありますが、本当にそれを実感するような人でした。クセだらけで時々ムカってくる文章を書いているはずなのに、気にしないようにと思っているのに、気にしてしまう自分がいたんです。

 

吹っ切れたところには、前よりも好きになっている

そうして私はまたイケハヤさんの『まだ東京』を読み始めました。今となっては、毎朝の楽しみにもなってしまっています。一日に5つくらいはドカッと記事があげられるブログなので、毎朝読んでいても飽きることなく、新鮮です。キライになる前よりも、好きになっている気がしました。

イケハヤさんに対する評価は賛否両論です。神のように啓蒙する人もいれば、ゴキブリのように毛嫌いする人もいます。だけど、賛否両論ということは賛成する人がいるんだし、否定する人も『圧倒的な関心』を持っているということです。それはいつか、好きになるのかもしれません。

 

賛否両論って、あまりなりたいものじゃないんです。けど、無関心ほど怖い物はないんですよね。私ももう少し、ブラックな個性をさらけ出していくべきなのかも、しれません。

イケハヤさんの本。興味あればどうぞ。

武器としての書く技術 (中経出版)

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