長野県奈良井宿に来ています。スゴイ宿を見つけてしまいました。
本当に『川スレスレ』の場所に立つ旅館・かけはし温泉
今回の宿は奥さんが取ってくれていたので私はどんな場所だったのかは全く知らなかったのですが、もう入り口からビックリしてしまいました。
『ここ、下って行くんかいな・・・』
これは車高の低い車なら登りで擦りそうな急勾配です。しかも道は川まで続いている。外観も、渋い。
秘湯感が凄い。渋すぎる。絶対に贅沢な気分にはならないだろうけど、人によってはガッカリするだろうけど。色々な旅をしてきた私としては、一周回ってこういう渋い宿の良さにもけっこうワクワクしてしまう。
さすが奥さんは私のことをわかっているなぁ。
5時には真っ暗。広々としたお風呂
お風呂は二つに分かれていて、『源泉』の文字が書かれていた方は冷水でした。冷たい温泉ということなんだろうか。それって温泉・・・加温されている方の温泉は長風呂ができるちょうど良い温度で最高でした。
全面ガラス張りの窓から見える景色は、真っ暗。街灯がまったくない。露天風呂が原料費高騰で続けられなくなってしまっていたのが残念。
長野はやっぱり、漬物がうまい
晩ご飯は昔ながらの旅館で良く見たような感じです。
天然なめこや、自家製の味噌がおいしい。豪華絢爛ってわけではないけど、簡素ながら質を感じる味で、一品一品大事に作られている。
旅は贅沢ではなく、変化を求めている
こじんまりとした部屋に戻って、ノンビリとダラダラとします。清潔は保たれているけど、やっぱり古さが目についてしまいます。
旅行には二パターンあると思っていて、一つは豪華を楽しむ旅、もう一つは只々『移動と変化』を楽しむ旅。
いつもと違う場所へ向かって移動しているだけで、普段は考えないようなことを考えられる気がします。いつもと違う場所で寝るだけで、いつもの生活を見つめ直せるのもいいですね。人によっては『旅は豪華であるべき』という決めつけ?に近いものがあると思いますが、私はもう、移動するだけでも良いんですよね。
ここ桟温泉は朝ごはんも懐かしい美味しさでした。
旅館のご飯はやっぱり多過ぎる。
明るくなった朝には紅葉の終わりかけた山々の景色と、大きな川が見えました。
さて、今日もどこかへ移動しよう。
アクセス
住所 :長野県木曽郡上松町大字上松1350-3
最寄IC:塩尻ICから60分
宿泊料:棧温泉 - 楽天トラベル