Q. 問題です。こちらの写真に写る少年は、どんな気持ちでしょうか?
A. 答えは本編にて。どうぞお楽しみください。
出発は小倉駅
シルバーウィークに有休を足して、5泊6日の九州旅行に行って来た。これからはしばらく、多分1ヶ月くらいに渡って九州旅行記をダラダラと書いていこうと思う。淡々と語っていこうと思う。
こういう風にわざわざ前置きをしておくというのも、最近はやたらとテンションの高い記事*1を連発して来たことが理由にある。こういうのは、しばらくよしておこうと思う。元来、私という人間はかなり淡々としている「淡白な人間」であって、覚醒剤の一つや二つを飲まないとああいう記事は書けないのだ。そういうのは疲れるので、しばらくよしておこうと思う。
話がそれた。ということで九州に行って来たのだ。よければ話を聞いて欲しい。出発地点は小倉駅。ここは駅の構内にモノレールが走るという、中々におもしろい駅であった。
ちなみに小倉は「こくら」と読む。会社の先輩に「オグラ駅から出発するんですよ!」と言って、「うん。それ、コクラ駅ね」とニヒルな笑顔をまとって訂正されたのは良い思い出。どう考えてもオグラでしょ。小倉優子とか小倉ゆず*2の知名度に比べれば、私がコクラという名前を知らないのは何も悪くない。
食べログを疑え シロヤベーカリー
横道にそれてばかりで話が進まない。そう、小倉駅に着いたんだ。小倉駅の読み方を知っている人はそれなりにいたとしても、小倉駅に何があるかを知っている人は少ないだろう。小倉はこだま以外の新幹線でも停まるだけあって、それなりに商業施設の整った駅であった。*3
そんな小倉に着いたら、是非とも行ってみたいお店がある。
シロヤベーカリーというパン屋だ。フランスパンのような食感が特徴的であり、食べログのスコアが楽に3.5を超えている。凄まじい。
このお店は是非とも奥さんが行きたいと言っていたのだが、行ってみた感想としては正直微妙であった。食べログのスコアを疑う。多くの人がおいしい(食べログスコアが高い)と思うものでも、普通のこともあるんだなぁ。
旅はコロッケを食べたくなる
シロヤベーカリーをあとにしてからは、歩いて南を目指す。小倉は駅から15分くらい歩いても、ずっとアーケードが続いていた。10分くらい南下したところで魚町商店街に着いた。
最後の写真は松茸らしい。私の知ってる松茸とは大きさはおろか、形も違う。なんかこう、もっと男子高校生が喜びそうな形をしていたと思っていたのに。九州での松茸事情が気になる。
松茸は買ってもしょうがないので、コロッケを買うことにした。
旅に出るとコロッケを食べたくなる。コロッケって手軽に買えるけど、おいしい。そして、なぜだか懐かしい。私は小さい頃から商店街とは無縁の土地柄で住んでいたのだけど、それでもなぜか「街のお肉屋さんのコロッケ」には懐かしさを感じずにはいられない。
日本人の遺伝子にコロッケの懐かしさが組み込まれるには、まだまだコロッケの歴史が浅いと思う。これは七不思議である。
海鮮丼の乱
「そろそろ次の目的地へ向かおう」と駅へと歩いている際のこと。もの凄く気になる看板を発見した。
通常価格1200円のところ、シルバーウィーク特価で500円という海鮮丼。これは食べたい。小倉とか福岡とかまったく関係ないけど、これは食べるしかない。鮪汁というのも、もの凄く気になる。
そうして意気揚々とお店の中に入っていくと。
まだ開いていなかった。もう11時だというのに。
ということで冒頭で出した質問の答えは、「超お得な海鮮丼を見つけたのに、まだお店が開いていなくて意気消沈している」が正解。少しでも似ている場合は部分点をあげるので、ぜひ先生のところへ来て欲しい。
海鮮丼はないが変な自転車があった。もう帰りたい。
最高にうまい肉まん 揚子江
海鮮丼への失望を胸に小倉駅へと降り立つ。しかし、ここで転機が訪れるのであった。
肉まんである。JRの在来線の改札の中にある揚子江というお店。210円で何となく買ったこの肉まんが、最高にウマかった。
まず大きさが半端ない。そして何よりもスゴいのが肉汁の量である。この肉汁の量は、吸うというよりも飲むと表現した方が正しいくらいに豊富だった。実際、この肉汁をこぼしたせいで私の腕は油まみれになる。油なので容易には落ちない。イラつくくらいにうまい。
振り返ってみると、海鮮丼を食ってしまっていれば肉まんを食おうという気にはならなかったであろう。結果オーライ。いい調子で旅が始まっているようだ。
次回は小倉駅を出て門司港駅へと向かう。そういえば小倉駅もオグラと間違えていたが、門司港駅も読めなかった。答えは次回明かされるので、楽しみにしていただければ幸いである。それではまた。